セイヨウナシ その2
セイヨウナシの木は、15mにも達することがあるといいますが、ふつうはそんなに高くはなりません。
樹皮はふつう灰黒色で、枝にはとげがあります。
卵形の葉は先端が細く、縁はぎざぎざ。
葉の表面はつやのある濃い緑で、裏は色が薄いか青味がかっています。
葉柄は5cmほどの長さで、そのつけ根には落葉性の托葉があります。
9個以下の散房花序(下方の花ほど柄が長く、頂上では平面ないし球面状についている)で、花は白い5枚の花びらと、紫色の葯からできています。
葉がでる前に咲きます。
セイヨウナシもリンゴと同じ偽果で、円錐形で根元のほうが細くなっています。
ややきめのあらい果肉の中に真果があり、芯と呼ばれている部分がこれにあたります。
最近の栽培品種は、形、大きさにいろいろなものがあります。
細長いものや、つけ根のところが極端に細くなっているものもありますが、いわゆるセイヨウナシ形をしているのがふつうです。
リンゴ形になるほど丸いものや、平たいものもあります。
がく片の跡がずっと残るものもあり、へそ形の凹みとなっています。
果樹園に植えられる品種は、すべてマルメロの木につぎ木をしなくてはなりません。